所報10月号
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業況売上資金繰り採算管内景況は前期と比べて悪化の傾向に~マイナス値での推移が続くも来期の見通しは改善~ 当会議所では、地域商工業者の景況並びに経済動向等に関する情報の収集・分析を行っています。今号では、平成29年7~9月期の調査結果がまとまりましたので、ご報告します。【調査時期】四半期毎に調査(年4回実施)【調査期間】平成29年8月22日~9月1日【調査対象】当会議所議員、地域振興委員等187企業 今期は、前期から一転、全てのDIが悪化しており、マイナス値での推移が続いています。特に、売上、資金繰りDIの悪化が顕著です。来期の見通しは、全てのDIが改善しています。 製造業と建設業は悪化、卸売業とサービス業は改善しており、業種間のばらつきが大きくなっています。来期の見通しについては、建設業、小売業、サービス業で改善、その他の業種においては横ばいとなっています。 設備投資を実施したと回答した事業所は34件(25.8%)となり前期より減少、来期に設備投資を計画している事業所数は35件(26.5%)で、今期より増加しています。 今期の管内景況は悪化傾向となりましたが、業種ごとにばらつきがあるほか、見通しは改善傾向にあるため、企業や業種によって、景況感に開きがあるものと考えられます。建設業やサービス業では、人手不足の影響が顕著となっており、先行きの不透明感が拡がっています。まとめ調査概要回答状況産業製造建設卸売 小売サービス調査対象企業数回答数27222646661871619183643132合計全産業におけるDIの推移産業別動向総括今期直面している経営上の問題点今期直面している経営上の問題点!!設備投資の実施状況20151050-5-10-15-20-25-30-35-40-45-502810-12291-32710-12294-6297-9271-3274-6277-9281-3284-6287-92910-12(見通し)需要の停滞従業員確保難需要の停滞ニーズへの対応従業員確保難1位順位産業2位3位製造業建設業卸売業小売業サービス業生産設備の老朽化技術者確保難店舗・倉庫の老朽化需要の停滞ニーズへの対応ニーズへの対応請負単価の低下販売単価の低下大型店等との競争店舗施設の老朽化松山管内景況調査特集8

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