所報10月号
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誇れる商品と誇れるまちづくり――松山市における農商工連携は・・・。LIENS株式会社 アグリカルチャー部 部長LIENS株式会社 アグリカルチャー部 部長(当会議所農商工連携推進研究会コーディネーター)(当会議所農商工連携推進研究会コーディネーター) 亀山 初美香川県高松市鍛屋町1-7TEL:087-821-5314平成19年平成23年平成24年~平成25年~ 丸亀市産学官連携事業(高等学校生のOJT)プロデューサーキャリア・コンサルタントとして就職の支援業務開始香川県において統括6次産業化プランナー6次産業化サポートセンター運営かがわ産業支援財団主催の地域戦略構想書策定ワーキングメンバー中小企業庁「ちいさな企業未来会議」コアメンバー 6次産業化サポート人材活動対策検討委員会 えひめ産業振興財団ビジネスアドバイザー及び6次産業化プランナー6次産業化中央サポートセンター プランナー 趣味は料理。冷蔵庫にあるものの中で、30分で食事をつくることが特技だとか。40歳から少林寺をはじめ、一年で黒帯になり全国大会にも出場経験がある。座右の銘は「日々是好日」。 松山市は、農と商工、両方のクオリティが高かったため、逆に連携が進んでいたとは言えないのではないでしょうか。加工という点で見ると、技術力のある企業があり、また、クオリティの高い生産物をつくれる農業者も数多くおられます。クオリティが担保されていることは、農商工連携において、非常に重要なことです。こうした、松山市の農と商工の連携が進めば、今まで以上に魅力ある製品が誕生するだけではなく、松山自体の知名度があがります。見方を変えると、松山市には、交通網も整備されており、これも大きなイニシアティブになりますが、大きな資源は歴史と文化です。農商工連携による製品づくりには、こうした歴史と文化を紐解いて、新しい風をオンすることが必要であり、これがヒット商品につながるものです。このように、農と商工のポテンシャルが高く、インフラも整備され、歴史や文化が豊かな松山は、農商工連携 私自身としては、もっといろんな人に会って、販路拡大やPRの方法など、勉強を続けるとともに、農商工連携を通して、地域の誇りをつくっていきたいと考えています。人口減少により、都市が消滅すると言われていますが、なくなっていい街はありません。首都圏に若者が流出しないためには、子どもたちが自慢できる街を担保することが重要であり、これには、農商工連携により生み出された、誇れる製品をつくっていくことが求められます。また、農商工連携に関わることで、自分の街を知り、誇りを持つようなサイクルも構築したいと思っています。こうした連携を成功につなげるのは、お互いがちょっと興味をもって、ちょっと関わることです。現在の世の中は、「隣は何をする人ぞ」になっており、これが日本の力を落としている一因だprofile京都市出身経歴LIENS株式会社氏―今後の展開については・・・。と私は考えます。農商工連携だけではなく、まちや地域で、人同士がちょっと興味をもって、ちょっと関わることを進めれば、地域の活性化と日本の元気につながると信じています。が成功する下地が十分にあります。この人に聞く3

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