委員会合同視察研修北海道の先進的なまちづくりの取り組みを学ぶ賃金制度改革セミナー防衛的な賃上げから持続可能な賃上げを目指して)())78 当会議所のまちづくり委員会、えひめ・松山アピール推進委員会とデジタル化推進委員会は、北海道のまちづくりやデジタル化をテーマに9研修を行いました。 まちづくり、えひめ・松山アピール推進委員会では、東川町・旭川市を訪問しました。東川町は、旭川市近くにある人口約1万人の町ですが、特徴的なまちづくりで若者を呼び込み、現下の状況においても人口増加を実月19日から21日までの3日間、視察現しています。視察では、町の取り組みについての説明を受けた後、交流施設などを視察しました。町全体が移住対策などにより、若者が多く活気であふれていました。松山のまちづくりにも参考となる事例が数多くありました。 また、デジタル化推進委員会では、新千歳空港においてソニーワイヤレスコミュニケーションズ株が実施した、ローカル5Gを活用した空港業務の省力化と観光振興に向けた実証実験の視察を行いました。多様なソリューションが提供されており、その成果と課題について学びました。 その後、全委員会合同で、北広島市の北海道ボールパークFビレッジの視察を行いました。(株クボタが運営する農業学習施設「クボタアグリフロント」を訪れ、食と農業をめぐる現状や、最新テクノロジーを活用した農作物の生産手法を見学しました。次に、エスコンフィールドの視察では、新球場を核とした「ボールパークプロジェクト」について説明を受けました。 今回の視察による知見は、今後の委員会の研究に活かし、要望活動などにつなげていくこととしています。 企業が持続可能な賃上げを実現するため、県から委託を受けて東中南予でセミナーを開催しています。 中予地区は9月11日、約100名の参加を得て当会議所大ホールで開催しました。愛媛労働局、県から施策の紹介が行われた後、(株メディンの西村聡氏より説明がありました。西村氏からは、持続的な賃上げの原資は生産性の向上から生まれるもので、単なる賃金引き上げではなく業務プロセスと人事制度の改革を組み合わせることが重要であるとの説明があり、業務プロセスを可視化し、次に作業手順の無駄や重複を改善するほか、等級制度や評価制度を設計することで、仕事の価値に応じた処遇が可能となるといった内容が受講者に伝えられました。企業の持続的な賃上げの方法を学ぶ機会となりました。 賃金セミナーは、引き続き、県下で開催していきます。会議所の動き会議所の動き
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