リレーコラム 第28回大変革チャンス地域の未来を描き、徳を積み続けることが新たなチャンスを生み出す!チェンジの時代にを掴む 2009年8月に門屋組4代目として父である3代目(門屋齊)からバトンを譲り受けて16年の月日が流れました。門屋組が創業100周年迎える1年前の社長就任ということもあり、長きに渡る歴史と伝統、さらに新たな事を取り入れながら進んでいかなければならない大きな責任と覚悟を持ったことを、今でも鮮明に記憶しています。決して驕ることなく、初心を忘れてはならない…。これが私自身の今も変わることなく突き進んでいける原動力となっています。一言でいえば「挑戦」からしかチャンスは生み出すことはできないと思っていますが、この16年間を振り返ってみると、様々な場面で機会の提供がある中で、日々通り過ぎていく一つひとつの機会を自らが掴んできたことが、門屋組にとっても私自身にとっても大きな成長につながったと言っても過言ではありません。待っているだけでは、チャンスは絶対に訪れないものと確信しています。 徳を積み続けていく大切さは、先代が背中で教えてくれました。その生き様は3代目が亡くなった今も尚、私のイズムとして継承され、初代から今に渡って一気通貫の想いとして地域と共に生き続けているのです。マル留の名の下に…。その想いは松山・愛媛・日本のみならず、海外にも目を向けて、グローバリズムな考えを取り入れながら行動し、新たなチャンスが訪れることを今か今かとワクワクしながら待ち受けるのであります。 今、人口減少という大きな問題に直面していますが、新たな視点で物事を捉えて、地域外からの外貨獲得はもちろんのこと、産官学連携を行いながら関係人口や交流人口を増やしていくことが求められます。「はい!喜んで!」の精神をもって、地域の催しをはじめ何事に対しても積極的に参画するとともに、これからも新たなチャンスを掴めるように、失敗を恐れずに本気・本音で挑戦し続け、さらには地域の輝かしい未来を描けるよう徳を積み続けていきたいと思います。コラム松山商工会議所グローバリゼーション委員会副委員長門屋 光彦6
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