所報2511_電子BOOK
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美味しい果物を全国へ届け続ける老舗未来へ紡ぐ「最優」と「お客さま基点」  道後商店街近くに店を構える里商店が、創業80周年を迎えた。現代表の両親はいずれも柑橘農家の出身で、戦後間もない昭和19年、「松山の人々においしい果物を届けたい」という思いから、果物屋を開業した。当時はまだ冷蔵庫もなく、木枠の箱に氷を入れて果物を保存した。また、発送は段ボールが普及しておらず、竹籠や木箱に詰めて出荷していた。八幡浜や中島から届いたみかんなどを仕入れ、国鉄の貨物列車で東京へ送ると、到着まで1週間近くかかることもあった。果物が傷まないようにおがくずを敷き詰める工夫を施し、成熟前の果実を見極めて手培われてきた。け、天皇皇后両陛下が来松された際には献上品としてみかの商いを通して築いてきた信とか。いられることが、何よりうれらも、果物の専門店として自作業で一つひとつ詰める丁寧な仕事の中に、商いの誇りが 創業以来、「おいしさに自信を持てるものだけを販売する」という信念を守り続んを納めたこともある。何でも手に入る時代になったが、果物一筋を貫けるのは、日々頼と、人とのつながりからだ 現在も全国各地から注文が寄せられている。「果物を通じて全国の人とつながってしい」と語る里代表。これか信を持って選び抜いた果物を届け続ける。 富国生命保険相互会社松山支社が設立80周年という節目を迎えた。これまでの歩みを支えるのは、創業102年を誇る本社の経営哲学にある。保険契約者自身が会社の社員となる相互会社という形態を創業以来堅持。年に一度、選出された総代が一堂に会する総代会を通じて会社運営が議論され、利益が契約者に還元されるべきという、経営理念を体現する。 経営の根幹には、4代目社長が掲げた「最大たらんよりは最優たれ」という社是が存在する。売上高や規模の拡大(最大)ではなく、経営の健全性や顧客への貢献といった質(最優)を重視する考え方だ。この社是は「お客さま基点」という価値感に具体化され、全職員の行動の規範となっている。また、社是は、現代にも受け継がれている。対面による戸別訪問を強化し、Face心をお届けしている。商品特性上、人生の節目に寄り添い長期的な信頼関係を築くには対面販売が適しているという考えに基づいている。対面販売にこだわるこの体制は、ネット保険や来店型の店舗にはない強みになっている。現支社長の池山氏が着任後、営業職員を増員し、戸別訪問を強化した結果、目標を上回る成果を上げた。 これからも「最優」の実現を目指し、「お客さま基点」を実践することで、地域からの信頼をさらに深め、未来へと歩みを進める。toFaceで安昭和19年創業果物を提供してまいります。生命保険はお客さまとの一生涯にわたる、さらには世代を超える約束です。富国生命は、これからも「人と人の間に」存在し続けます。創業80周年当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。昭和19年創業創業80周年事業所概要代表者:里 利夫 所在地:松山市道後湯之町14-4 TEL:089-921-3093事業所概要支社長:池山 祐志 所在地:松山市千舟町4-6-1 松山フコク生命ビル3F TEL:089-921-6893創業者夫妻と現代表(子ども)メッセージお客様を第一に、これからも鮮度の良いメッセージ15会員トピックス㈲里商店富国生命保険(相)松山支社

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