いつの時代も美味しいと言われる餡づくり人にしかできない創造力でまちづくり 静岡県出身の初代・北川喜代治氏が創業。喜代治氏の叔父にあたる北川勇作氏は日本製餡協同組合の立ち上げなど、日本の製餡業界の礎を築いた人物だ。静岡県で生まれた勇作氏は、東京での修行を経て、北川製餡所を創業。内藤製餡所の内藤幾太郎氏とともに、現在の製餡機の原形を考案した。あえて特許は取得せずに、広く製餡機を普及させたことが、今日の製餡業界の発展につながっている。当時は、北川製餡所か内藤製餡所で修行を重ねた職人たちの多くが、のれん分けの形で全国各地にて独立したが、現在、北川製餡所の直系にあたるのは松山にある同社のみという。 「いつの時代も良いものを作らないとだめだ」と語るのは、現代表で2代目の一俊氏。一俊氏は、代表就任後、原材料である小豆の品質を第一に考え、北海道の生産農家へ毎年欠かさず足を運び、良好な関係を構築してきた。一俊氏の転機となったのが、小豆「しゅまり」との出会いだ。伝統の炊き方は守りつつ、小豆本来の風味と旨味をしっかりと感じられる現在の味を確立し、餡の「美味しさ」を紡いでいる。 消費者の嗜好が変化する中でも、その味覚に合う最良の餡を追求し続けてきた。「お客様から求められる餡を作る」をモットーに、その時代のお客様に「美味しい」と言われる餡の提供を続けていく。 創業者・拝田勲氏が東京の著名な設計事務所でのアルバイト経験を原点に「産業デザイン社」として設立。昭和36年に法人化、41年に株式会社となり、屋号を大建設計工務へ改称した。社名に「工務」とあるとおり、当初は設計に加え施工も手掛け、映画館や喫茶店などの商業施設も請負っていたという。 企業理念は「建築を通してまちづくりに参加する」こと。建物単体ではなく、地域との関わりの中で価値を生み出す姿勢は今も受け継がれている。他社が断る難しい条件や法規制のある案件でも可能性を探り、相談に対して誠実に応える。市町村の総合計画の策定支援にも携わり、まちの将来像を描くところから関わってきた。 昭和50年代以降は競争激化や事業環境の変化など、幾多の波を経験。それでも公共施設の整備を軸に基盤を保ち、長年の実績が次の仕事へとつながってきた。現在は代表の正岡秀樹氏のもと、次世代の人材確保に力を入れている。正岡氏は、「AIの時代が到来するなかで、人間にしかできない創造力や発想力を磨き続けることが、会社の未来につながる」と語る。社会のため、顧客のため、社員のため、大建設計工務はこれからも地域とともに歩む設計事務所であり続けていく。昭和29年創業まずは当社の餡を食べてください。これからもお客様にとって最良の餡を追求していきます。誠実、謙虚、挑戦をモットーに、今後も建築を通じてまちづくりに参加していきます。創業70周年メッセージメッセージ当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。昭和29年創業創業70周年事業所概要代表者:北川 一俊 所在地:松山市末広町5-12 TEL:089-921-4407事業所概要代表者:正岡 秀樹 所在地:松山市湯渡町5-36 TEL:089-933-331115会員トピックス㈲北川製餡所㈱大建設計工務
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