所報2月号
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■プロフィールを教えてください。■地域協働センター南予での 活動について教えてください。今回は愛媛大学において特徴的な先端的研究を推進している地域協働センター南予の副センター長大本敬久氏にお話を伺いました。 八幡浜市出身です。幼い頃から地元の歴史に強い関心を持つ「歴史オタク」で、高校時代には地理歴史部で地元の伝統行事をビデオカメラで撮影するなど、地域の歴史や伝統、風習などの調査や研究に没頭していました。その後、早稲田大学、立正大学大学院で歴史学を、国立歴史民俗博物館で民俗学を学んだ後、愛媛県歴史文化博物館の学芸員としてUターン就職しました。博物館では専門業務に加え、業務外でも多様なまちづくり活動に深く関わってきました。2024年に愛媛大学へ赴任し、自身のルーツである南予地域の魅力を発信するとともに、地域課題解決に「自分ごと」として取り組んでいます。 地域協働センター南予は、人口減少が進む南予9市町の課題解決を支援するため、西予市宇和町にある築100年の旧宇和町小学■今後の展望を教えてください。〜公・民・学が連携した人と地域を結ぶ協働実践〜南予の資源を未来へつなぐ知のハブ校校舎に設立されました。活動の核となるのが、社会人向けリカレント教育「地域創生イノベーター育成プログラム南予」です。半年間のプログラムを通じて南予の現状と課題を学び、解決に向けて自ら考え主体的に行動できる人材を育成しています。令和7年度からは高校生にも門戸を開放し、地域の未来を担う次世代が学ぶ機会を創出しています。もう一つの柱が、南予共通の課題を議論する「南予フォーラム」の開催です。今年度は「人口減少社会でのまちづくり」をテーマに、自治体の垣根を越えた対話と広域連携のプラットフォームとして機能しています。 地域の課題解決に正解はなく、多様な人々が対話を通じて合意形成を図り、主体的に行動し続けることが重要だと感じています。そのためのハブとして、個々に奮闘する人や団体をつなぐ役割を当センターが担い、ネットワークを広げていく活動が必要だと考えています。南予における取り組みは、全国の人口減少地域だけでなく、都市部のコミュニティ形成にも応用可能なモデルケースになり得ます。また、南予には若者が活躍できる魅力的な第一次産業があります。稼げる産業のかっこよさを若い世代に伝え、地元の資源からキャリアを築く選択肢を積極的に提示していきます。 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進中です。愛媛大学研究・産学連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大発のホットな情報を提供!コラム国立大学法人愛媛大学地域協働センター南予おおもと たかひさ大 本 敬 久 副センター長モットーは「継続は力なり」。物事を粘り強く積み重ねていく姿勢こそが成果につながると考えている。趣味はウォーキングで、徒歩だからこそ気づける景色や発見を楽しむとともに、自分自身を客観的に見つめ直す大切な時間でもあるという。これまで仕事中心の生活を送ってきたことへの反省から、妻との時間を大切にしている。第146回16

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